第8回 柿野(かきの){相戸岳}

二等三角点 標高 672m 山県市柿野伊谷洞

北方向 2005.10.30

いつも岐阜から自宅に向かって国道256号を北上し山県市船越から出戸にかけての直線道路を走るとき目の前にどんと構えるおおらかな山容にこれはただ者でないなと気になってました。梅雨の頃、所要で麓の道路を通った時、大杉のそびえる神社の前に「相戸岳(あいどだけ)」というしっかりした案内板が建てられているのを見つけ、これはいつか登らねば、と。

山頂へは西ルートと東ルートがあり、登りは東ルートから入りました。相戸白山神社の社殿右手に登山口という標柱があり迷わずここより登りましたがここは東ルートの近道で、林の中を20分ほど登ると右から上がってくるきれいに整備された道に出ます。これが本来の登山道らしく神社から100メートルほど東から入るようです。この道はずっと上まできれいに整備されておりちゃんとした案内道標も所々に建てられています。この分岐から15分ほどで尾根筋に出てさらに15分ほどで山頂。

山頂は北西側30°位の範囲を除く大パノラマで北は日永岳付近から高賀山、南東は天王山方面が望めます。あいにく秋には珍しく、もやっていて遠望はききませんでした。受信状況も文句なしに良好でしょう。眼下にいつも通る国道や集落も見えるのに携帯電話は圏外表示。これまで登った三角点はアンテナがあるだろう所から直線距離でそんなに離れていないのにほとんど圏外でした。そのためアマ無線のハンディ機は携行せざるを得ません。
ちなみにここでは東京北区からの無線を傍受。 いつもながらこちらからのCQには応答なし。

帰路は西ルートより降りましたが紹介HPでは普通西ルートから登るらしいのですが階段状の急登が多く岩場も点在し東ルートよりはるかに険しい気がするのですが・・・。山頂での滞在時間を除くと1時間半ほどの行程でスムースに降りて来たと思ってたら大間違い。登山道から神社へ戻る途中の道路で子供から老人まで6〜70人ほどの人たちと出会う。聞けば山頂まで行くとのこと。どうやら地元の人たちのイベント。きれいに登山道がきちんと整備されてるのは地元の人たちの努力にほかならないなと感服しながら神社前の広場に行くと朝置いた時はぼくの車一台のみだったのにこれを囲むように二重、三重にも車が止められ出られない状態。やむなく車を残し途中まで歩き家人に迎えにきてもらうことに。好事魔多しということか。 
               (2005.10.30 歩く)

保護石はないですが柱石は正常です。ただ2〜3センチほど一部露出しています。(保護策の必要はないけれど)

北西方向
   (視界は遮られてます。)

北東方向
   (わずか数本の桧のため視界いまひとつ)

東方向から南、そして北西方向のパノラマ

上の視界のうち西方向を特に

登山道各所に見られる道標。
地元の方がいかにこの山を大切にしているかがわかるようです。迷うことはありません。

「相戸白山神社」境内の右手にある道標。すぐに奥の社にでます。 (拝殿横の階段を上がってもよい)20分ほどで東ルートの登山道へ出ることができる近道でした。

柿野の集落西にある相戸白山神社。境内にそびえる大杉が目印。前に10台ぐらい駐車できる広場があります。

「相戸(あいど)白山神社」前の広場にある案内板。

ここにも下りを東ルート、上りを西ルートと案内してますがぼくの
感じでは東ルートのほうが穏やかで登るのに楽かなと思うんです
が・・・。